頻尿

この記事は約 3 分で読めます

増えて困るトイレの回数

頻繁に尿意をもよおし仕事や日常生活に支障をきたす。
夜間にトイレで目を覚まし十分な睡眠がとれない。
尿漏れが心配で外出が不安。
このようにトイレが近い,回数が多いという症状を「頻尿」といいます。
個人差はありますが,1日8回以上もしくは就寝中に2回以上トイレに行く状況が続けば注意が必要です。
頻尿の原因はさまざまで,水分の摂りすぎ,加齢,緊張などによって生じることもありますが,過活動膀胱(=尿が溜まっていないのに勝手に膀胱が収縮する)や膀胱炎,糖尿病,前立腺の肥大(男性),膀胱や子宮などの骨盤内臓器が膣から出てしまう骨盤内臓器脱(女性)などの病気が原因のときもあるので,一度受診を考えてもいいでしょう。

自身での対処法

一日に摂る水分量を見直し,ストレスをためないように気分転換をはかります。
からだが冷えると頻尿になるため,からだを温めることも効果的です。

治療

原因に応じた治療が行われるので,たとえば過活動膀胱には薬物療法だけでなく,膀胱訓練や骨盤底筋体操などの運動療法,漢方薬も使われることがあります。
また鍼灸やオイルマッサージで自律神経とストレス軽減,冷えなどの改善もはかります。

頻尿と鍼灸

東洋医学では気(き)・血(けつ)・水(すい)のほかに,肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)の五つの臓(ぞう)の働きも重視します。
この五臓のバランスも悪くなるとからだに不調が現れると考えます。
頻尿の原因はさまざまですが,五臓のうち「腎」の機能が低下したタイプで現れることがあります。
現代医学の腎臓のはたらきと違いますが,東洋医学の腎も排尿や体内の水分調節に密接に関与しているところは似ています。
頻尿以外にも腎にはさまざまな症状があります。

腎の働きが低下すると

  • 足腰がだるい
  • 耳が遠くなる
  • 息切れしやすい
  • むくみやすい
  • 足腰の冷え
  • 髪の毛が抜けやすい

このようなお悩みがあればぜひご相談ください。

著者紹介

小宮宏一

小宮宏一 薬剤師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 / 男性