適切な診断をことから大切
「片頭痛」は,ズキズキと脈打つ痛みがあるのが特徴で,からだを動かすと痛みが強くなるといった特徴があります。
「緊張型頭痛」は,首や肩などの筋肉の血行が悪くなっている人に起こりやすく,頭を締めつけられるような痛みが慢性的に持続するのが特徴です。
「片頭痛」と「緊張型頭痛」の混在もしばしば見られます。
「薬物乱用頭痛」は,頭痛の治療薬を使いすぎると頭痛の頻度が増えてきて,連日のように頭痛が起こるようになります。痛みに対する不安から,頭痛がないのに薬を飲むことで薬の効果が弱くなりさらに頭痛がひどくなります。
これらの頭痛はただちに命に関わるわけではありません。
ただし緊急性の高い病気が隠れていることがあるため注意が必要です。
いままで経験したことのない激しい頭痛やしびれ,麻痺,けいれんなどが伴うような場合は,一刻も早く受診するようにしましょう。
自身での対処法
日頃からストレスを溜めないようにし,質の良い睡眠を十分にとるようにしましょう。
肩こりや目の疲れが頭痛を起こす引き金にもなるので,適度な休息やストレッチをするのもよいでしょう。
治療
頓服薬として消炎鎮痛剤,片頭痛にはトリプタン製剤などを使います。
予防薬として,片頭痛には抗うつ薬,抗てんかん薬,βー遮断薬,カルシウム拮抗薬などを用い,緊張型頭痛には筋弛緩薬や抗不安薬を用います。
漢方薬も処方されるほか,鍼灸やオイルマッサージで首や肩のこりをほぐしておくのも効果的です。
頭痛と鍼灸
東洋医学では気(き)・血(けつ)・水(すい)のバランスが整っている状態を健康ととらえ,このバランスが崩れたときにからだの不調が生じると考えます。
頭痛は気血水いずれの乱れでも起こります。
なかでも水の巡りが悪くなるタイプと,血の巡りが悪くなるタイプがよく見られます。
水の巡りが悪いタイプは,体内の水のバランスが悪くなるため,台風の接近や気圧の変化で頭痛が悪化します。
血の巡りが悪いタイプは,特に肩こりを伴う緊張型頭痛で関係しているケースが少なくありません。
水の巡りが悪いと
- むくみやすい
- 重だるい
- 朝に手足がこわばることも
- めまいや立ちくらみ
- 軟便ぎみ
血の巡りが悪いと
- 肩がこる
- 下半身が冷える
- 便秘ぎみ
- 目の下にクマができやすい
- 生理痛がある
このようなお悩みがあればぜしご相談ください。